2024/12/25 更新

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ツジモト ノリオ
辻本 典央
Tsujimoto Norio

学位

  • 修士(教育学)   課程 ( 2008年3月   名古屋大学 )

  • 博士(教育学)   課程 ( 2017年7月   名古屋大学 )

研究分野

  • ライフサイエンス / スポーツ科学

学歴

  • 金沢大学   教育学部   スポーツ科学課程   卒業

    2002年4月 - 2006年3月

  • 名古屋大学   大学院教育発達科学研究科   教育科学専攻生涯スポーツ科学講座   博士後期課程   修了

    2006年4月 - 2008年3月

  • 名古屋大学   大学院教育発達科学研究科   教育科学専攻生涯スポーツ科学講座   博士後期課程   単位取得満期退学

    2012年4月 - 2015年3月

経歴

  • ミズノ株式会社   営業職

    2008年4月 - 2010年3月

  • 公益財団法人北陸体力科学研究所   研究員

    2010年4月 - 2015年3月

  • 福井工業大学   大学院工学研究科社会システム学専攻博士前期課程   講師

    2015年4月 - 現在

  • 福井工業大学   大学院工学研究科社会システム学専攻博士後期課程   講師

    2017年4月 - 現在

  • 福井工業大学   スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科   准教授

    2018年4月 - 現在

所属学協会

  • 日本バイオメカニクス学会

    2007年4月 - 現在

  • 国際スポーツバイオメカニクス学会

    2006年4月 - 現在

  • 日本体育学会

    2006年4月 - 現在

  • 日本体力医学会

    2011年4月 - 現在

取得資格

  • 高等学校教諭1種免許 保健体育

  • 中学校教諭1種免許 保健体育

 

論文

  • 健常者における着地動作時の足部接地衝撃音と運動学・運動力学的特性の関係 ~台高と利き脚・非利き脚の影響~ 査読

    月田隼貴, 山田孝禎, 辻本典央, 月田理江, 野口雄慶

    スポーツ理学療法学   3 ( 1 )   2025年3月

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    本研究の目的は、健常者における片脚着地動作の利き脚と非利き脚との比較、および、足部接地衝撃音と運動学的、運動力学的変数の関係性を検討することとした。分析の結果、30 cm 高台からの片脚着地動作は、足部接地衝撃音、鉛直方向床反力、loading rate および股関節屈曲角度変化量で利き脚および非利き脚において同様の着地戦略をとった。また、鉛直方向床反力およびloading rate と足部接地衝撃音との間に関係性が認められた。

  • 本学スポーツ健康科学科の学部生における研究活動推進の成果 -2 年間の取り組みの報告- 査読

    辻本典央, 山元康平, 野口雄慶, 前川剛輝

    福井工業大学研究紀要   54   110 - 115   2024年10月

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    本学科において、学部生の早期のうちから研究活動に関わる機会を増やす取り組みとして、「学生の研究活動推進事業」を2022年度からスタートさせた。事業開始前の2015年度から2021年度までの学会発表数は1年あたり1~2演題であったが、本事業開始後の2022年は5演題と増加し,2023年度には3つの学会で延べ18名の学生が発表を行った。また、本事業が開始された2022年度に3年生であった学生の中から2名が大学院進学を進路として選択した。これは、研究に触れる機会が早期から生まれ、学生が研究に興味を持ったことが要因の一つと考えられる。

  • Age-Related Variation in Change-of-Direction Performance and Deficit Among Late Childhood Boys 査読

    Hikari Naito, Kohei Yamamoto, Norio Tsujimoto

    International Journal of Strength and Conditioning   4 ( 1 )   1 - 9   2024年8月

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    本研究の目的は、➀10~12歳の男児における年齢別のCODtotal time(CODT)とCOD deficit(CODD)の差を横断的に比較すること、②CODT、CODDと身長、体重、跳躍能力との関連性を調べることであった。10~12歳の日本人男児78名に対して20m走、505COD、カウンタームーブメントジャンプ(CMJ)、リバウンドジャンプ(RJ)テストを実施し、また、身長と体重を記録した。分析の結果、CODDに関して、COD能力の発達は年齢によって変化せず、形態学的成長との関連性が示された。したがって、COD トレーニングは、子どもの形態や直線的なスプリント速度の発達に応じて提供されるべきであることが示唆された。

  • 学生ゴルファーに対するストレングストレーニングの効果に関する事例研究:アマチュアからプロに転向するまでの期間に着目して 査読

    内藤景, 髙宮千聖, 山元康平, 野口雄慶, 辻本典央

    福井工業大学研究紀要   53   126 - 135   2023年10月

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    本研究の目的は、男子学生ゴルファー1名を対象にした約6か月のストレングストレーニングの実践が、最大筋力やパワー発揮能力に及ぼす効果を検証することであった。分析の結果、除脂肪量の増加、ベンチプレス、ハーフスクワットの最大挙上量の増加、CMJの跳躍高の増加が認められた。また、トレーニング後の試合シーズンにおける平均ストローク数が減少し、競技結果も良い結果が出たことから、ストレングストレーニングがパフォーマンスに間接的にポジティブな影響を及ぼしたことが示唆された。

  • サッカーのインステップキックにおける非競技者の 足部姿勢を評価するための簡易的手法 査読

    辻本典央, 遠山大貴

    福井工業大学研究紀要   53   120 - 125   2023年10月

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    本研究の目的は、後方からのカメラ1台のみを用いて、非競技者と競技者のインステップキック時の足部姿勢を評価し、非競技者の足部姿勢の特徴を示すことができるかを確認することであった。分析の結果、インパクト時の後方からの足裏の面積および足部の傾きのデータから、足部姿勢を分類することが可能であることが示された。カメラ1台で簡易的に足部姿勢を評価することができる本研究の手法は、指導現場などにおいて活用しやすい手法であると考えられる。

  • カヌーエルゴメータでの2分間全力漕による疲労が漕動作に及ぼす影響 査読

    辻本典央, 野口雄慶

    福井工業大学研究紀要   53   112 - 119   2023年10月

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    本研究の目的は、カヌーエルゴメータ上での2分間の全力漕の映像から、疲労による漕動作の変化を連続的に明らかにすることであった。大学カヌー部に所属する男子カヤックの選手5名を対象に実験を行った結果、後半になるにつれ、キャッチ時のシャフト角度が浅くなり、シャフト先端水平距離は遠く、垂直距離は高くなっていた。また、プル終了時のシャフト先端垂直距離は後半になるにつれ低くなった。さらに、後半になるにつれ、プル終了時のシャフト先端速度は減少し、キャッチからプル終了時までの時間は長くなった。

  • Evaluation of a method to estimate foot eversion moments during the support phase of running 査読 国際誌

    Norio Tsujimoto

    Journal of the American Podiatric Medical Association   113 ( 5 )   21-068   2023年9月

  • サッカー未熟練者におけるインステップキック時の足部姿勢のパターン調査 査読

    辻本典央

    北陸スポーツ・体育学研究   4   2023年1月

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    本研究の目的は、サッカー未熟練者のインステップキック時の足部姿勢を分析し、どのような足部姿勢のパターンが見られるのかを調査することとした。分析の結果、「足部が側方に対して立ち過ぎる」、「足部が側方へ倒れ過ぎ、つま先がボールに当たる」、「足部が側方へ倒れ過ぎ、足の内側にボールが当たる」などのパターンが見られることが分かった。

  • インステップキック時に適切でない足部姿勢でインパクトを行う学生の動作の特徴 ~足部姿勢別にみた分析~ 査読

    辻本典央

    福井工業大学研究紀要   52   80 - 86   2022年10月

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    本研究の目的は、サッカーのインステップキックにおいて適切なインパクトを行うことができない者を足部姿勢別に分類し、動きの特徴を調べることで改善すべきポイントを明らかにすることであった。分析の結果、インステップキック時に足の内側に当たる者と足部が側方へ傾かない者が存在し、それぞれ動きの特徴が異なることが分かった。そのため、各パターンに応じた指導が必要であることが示唆された。

  • カヌーエルゴメータでの漕動作を対象とした映像分析手法の検討 査読

    辻本典央, 野口 雄慶

    福井工業大学研究紀要   52   186 - 192   2022年10月

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    本研究ではカヌーエルゴメータの仕組みを利用し、推進力が生み出される局面を明確にした中での映像分析を試みた。分析の結果、シャフト先端加速度データを用いることで、推進力を生み出す局面を定義することが可能であった。また、定義した局面とシャフト先端速度の数値データを用いることで、選手のパフォーマンスを定量的に評価できることが示唆された。

  • カヌースプリント競技のパフォーマンスと筋持久力の関係 査読

    野口雄慶, 辻本典央, 前川剛輝, 内藤景, 山元康平, 浦井龍法

    福井工業大学研究紀要   51   62 - 65   2021年9月

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    本研究の目的は、カヌースプリント競技のパフォーマンスと筋持久力との関係を明らかにすることであった。大学生の男子カヤック選手15名を対象に、懸垂、上体起こし、200mと1000mの漕パフォーマンステストを実施した。分析の結果、1000mと懸垂および上体起こしとの間に有意な相関が認められた。このことから、カヤックスプリント選手の1000mの漕タイムと上肢および体幹の筋持久力には関係があることが明らかとなった。

  • 提出動画を用いた実技試験の実施 ~サッカーのリフティング試験を対象とした実践報告~ 査読

    辻本典央

    福井工業大学研究紀要   51   184 - 189   2021年9月

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    本研究では、大学のサッカーの授業においてリフティングの実技テストを実施する際に、提出された動画を用いて評価する試みを行った。その結果、①実際の実技テストと同様の雰囲気で実施するためには、撮影の回数を制限することが必要、②学生の提出への負担軽減や迅速なフィードバックのためには、提出方法の簡易化が必要、③リフティングのような被撮影者が動き回るような技術よりも、特定の場所で規則的に行われるような技術が動画提出の項目に適している可能性があることなどが示唆された。

  • サッカーのインステップキックにおいて適切な足部姿勢でインパクトするための技術要因 査読

    辻本典央, 内藤景, 絹巻悟

    福井工業大学研究紀要   51   66 - 72   2021年9月

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    本研究では、サッカー部以外の男子学生38名のインステップキックの様子を後方から撮影し、適切な足部姿勢でインパクト出来ている者とそうでない者の動きの違いを比較した。分析の結果、インステップキックにおいて適切な足部姿勢でインパクトするためには、接地中の支持脚のつま先を前方に向けること、スイング時の蹴り脚の膝を前方に向けること、フォロースルーに至るまで蹴り脚の足部の底屈を行うことが重要であることが明らかとなった。

  • サッカーのインステップキックにおけるインパクト時の足部姿勢評価に関する検討 査読

    辻本典央, 川崎廉

    福井工業大学研究紀要   ( 50 )   358 - 364   2020年12月

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    本研究では、インステップキックのインパクト時の足部姿勢の定量的な評価を試みた。その結果、外果、シューズの後方、シューズの前方の3点の3次元座標から、足関節の底屈状態や足の甲の向き、また、後ろから見た際の足の傾きなど、足部姿勢の定量的な評価が可能であることが示された。この評価手法は、インステップキックの技術が未熟な者に対して、自身が取っている足部姿勢を客観的に把握してもらうために効果的である可能性が示唆された。

  • 中学生における傷害予防を目的としたセルフコンディショニングの実施状況に関する実態調査 -加賀市公立中学校を対象として- 査読

    内藤景, 田畑晴香, 山元康平, 辻本典央, 野口雄慶

    福井工業大学研究紀要   ( 50 )   183 - 191   2020年12月

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    本研究の目的は、中学校の生徒を対象に、傷害の発生頻度、傷害発生時の対処および傷害を予防するためのコンディショニングの実施状況を明らかにすることであった。アンケート調査の結果、傷害の発生頻度では捻挫が最も多く、次いで打撲、腰痛であったことが示された。傷害発生時の対処としては、競技復帰の前段階で求められる積極的な回復手段の実施が少なかった。また、コンディショニング手段として行っているストレッチを望ましくない方法で実施している生徒が半数以上いることも明らかとなった。

  • サッカー未経験者におけるインステップキック動作の特徴 査読

    辻本典央, 内藤景, 川崎廉, 絹巻悟

    福井工業大学研究紀要   ( 50 )   176 - 182   2020年12月

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    本研究では、サッカー未経験者と熟練者のインステップキック動作を3次元的に分析し、未経験者の動きの特徴を調べた。その結果、未経験者は蹴り脚における下肢のムチ動作を上手く使えていないことが分かった。また、足関節が常に背屈位で、インパクトに適していない状態となっていた。さらに、ボールに対して直線的に踏み込み、身体を側方へ傾けずにキック動作を行っており、足部を傾けてインパクトするといった適切な姿勢が取れない要因になっていると考えられた。

  • Major factors influencing rearfoot external eversion moment during barefoot walking 査読

    Norio Tsujimoto, Hiroyuki Nunome, Yasuo Ikegami

    Gait & posture   79   189 - 194   2020年6月

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    本研究では、歩行の支持期において発生する後足部外反モーメントの発生要因を調べることを目的とした。分析の結果、接地直後の地面反力の側方成分と、ミッドスタンス局面の足関節中心と足圧中心の側方距離がモーメントの発生に寄与していることが明らかとなった。歩行時に過度の後足部外反モーメントを受けると過度の後足部外反動作が導かれ、下肢慢性障害に繋がると考えられている。本研究結果は、過度のモーメントを受けている場合にモーメントを抑えるための、具体的な手法の提言に繋がるものと考えられる。

  • Prediction of the longitudinal arch angle during running for various foot strike patterns using a static longitudinal arch angle measurement 査読

    Norio Tsujimoto

    Journal of the American Podiatric Medical Association   110 ( 3 )   2020年5月

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    ランニング時の内側縦アーチ角度は下肢慢性障害と関係があると言われている。本研究では、後足部接地、および後足部接地以外のランナーを対象に、立位時の内側縦アーチ角度の情報からランニング時の内側縦アーチ角度が予測可能かについて調べた。その結果、いずれの接地パターンであっても予測が可能であることが示された。よって、いずれの接地パターンのランナーにおいても、立位時の内側縦アーチ角度を用いることで障害予防のスクリーニングが出来る可能性が示された。

  • 福井工業大学スポーツ健康科学部の学生における体力の特徴と運動・生活習慣の実態について 査読

    内藤景, 辻本典央, 吉村喜信

    福井工業大学研究紀要   ( 49 )   183 - 190   2019年12月

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    本研究の目的は、新体力テストの全国平均値と本学スポーツ健康科学部の学生の平均値を比較し、本学部の実態を明らかにし、指導すべき内容を検討するための基礎資料を得ることであった。本学部2年次学生の男女合わせて166名のデータを分析対象とした。その結果、本学部の学生は男女とも極めて高い体力を有しているが、男女の柔軟性、女子の下肢筋パワーには改善の余地があること、多くの学生は大学入学後も高い体力を保持する運動習慣があることが明らかとなった。また、女子学生における朝食の欠食が全国平均よりも多いことが明らかとなった。

  • サッカーにおけるボールリフティング技術とドリブルおよびシュート技術との関係 査読

    辻本典央, 絹巻悟

    福井工業大学研究紀要   ( 49 )   171 - 176   2019年12月

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    本研究の目的は、サッカーにおけるボールリフティング技術と、ドリブルおよびシュート技術との関係性を調べることであった。男子大学生76名を対象にボールリフティングの測定を行い、技術レベルにより3群に分類した。また、ジグザグドリブル、インステップキックの測定を行い、3群間での比較を行った。その結果、リフティング技術の高い群は、そうでない群と比べてジグザグドリブルのタイムが有意に速いことが分かった。また、有意差はなかったものの、リフティング技術の高い群は、インステップキック技術が高い傾向にあることも明らかとなった。

  • サッカーのボールリフティング技術の高さに関連する動作の特徴 査読

    辻本典央, 内藤景, 絹巻悟

    福井工業大学研究紀要   ( 49 )   177 - 182   2019年12月

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    本研究の目的は、リフティング技術の高い者の動きを定量的に分析し、技術の高さに関連する下肢の動きについて明らかにすることであった。男子大学生36名を対象に、リフティング動作を側方より撮影し、技術レベルによってLif_high群、Lif_low群に分類した。その結果、Lif_high群はLif_low群に比べて股関節角度変化が有意に小さく、膝関節角度変化が有意に大きかった。つまり、Lif_high群は股関節の屈曲動作よりも、膝関節の伸展動作を主に用いてインパクトに向けて下肢を動かしていることが明らかとなった。

  • Mechanical factors affecting the foot eversion moment during the stance phase of running in non-rearfoot strikers 査読

    Norio Tsujimoto, Hiroyuki Nunome, Takamasa Mizuno, Koichiro Inoue, Kazuhiro Matsui, Ryo Matsugi, Yasuo Ikegami

    Sports Biomechanics   2019年1月

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    ランニング時に後足部以外の部分から接地するランナーを対象とし、足関節に加わる外反モーメントの発生要因を調べた。その結果、接地直後には足関節中心と足圧中心(COP)の側方距離が、それ以降では足関節中心とCOPの側方距離と床反力の側方成分の双方が、外反モーメントの発生要因となっていることが明らかとなった。これは、後足部接地のランナーで得られている結果とは異なる結果であった。

  • 超音波画像を用いた簡易式腹部筋断面積推定法の作成

    野口雄慶, 横谷智久, 杉浦宏季, 前川剛輝, 辻本典央, 内藤景

    福井工業大学研究紀要   ( 48 )   138 - 141   2018年6月

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    本研究の目的は、超音波画像診断装置の画像を利用し、腹部の筋群の断面積を非侵襲的かつ簡易的に推定する方法を用いて計測した測定値の信頼性を検討することとした。超音波画像診断装置を用いて腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋の3つの部位を測定し、その際保存した画像を、開発した分析ソフトウェアを用いて断面積を算出した。その結果、腹部各筋群の筋断面積の値の試行間信頼性はいずれも高かった。よって、本研究で作成した分析用ソフトは、非侵襲的且つ簡易的に筋断面積を測定する方法として有効であると考えられる。

  • 地域における障がい者スポーツの振興をテーマとしたPBL型授業の実践報告

    内藤景,辻本典央

    福井工業大学研究紀要   ( 48 )   217 - 224   2018年6月

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    本報告は、「地域における障がい者スポーツの振興」をテーマとして取り組んだ学習内容や成果、および課題について報告したものである。本授業では、計画期として障がい者スポーツについて学生が調べて発表する時間を取った。その後、実施期として、学生は障がい者スポーツ大会に運営スタッフとして参加した。次に確認期として、運営スタッフの活動を振り返り、大会運営の改善点などを議論した。見直し・改善期として、議論した内容を、実際に大会運営側へプレゼンテーションを行った。この授業を通して、学生は障がい者スポーツに関わるイベントを開催する上で必要な視点や、プレゼンテーションの技法等を身につけることができたと推測される。

  • 体育授業における情報機器の効果的な活用法に関する実践報告

    野口雄慶, 義中麻純, 吉村喜信, 島田茂, 野尻奈央子, 前川剛輝, 辻本典央, 内藤景

    福井工業大学研究紀要   ( 48 )   211 - 216   2018年6月

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    本研究の目的は、現在スポーツ健康科学部で実施されている体育実技授業における情報機器の活用事例を整理し、中学校や高等学校の体育授業で有効と考えられる情報機器の使用方法について検討することであった。本学では、器械体操における遅延再生装置の利用、水泳におけるスマートフォン、タブレット端末の利用、体力トレーニングの授業の中でのリアクションタイム計測システムを利用した指導などが実施されている。学生には授業を通して、内容に応じた情報機器の使用法を選択する力や、使用するタイミングを見極める能力を養い、ICTを用いた体育指導ができる力を身につける必要があると考えられる。

  • Primary mechanical factors contributing to foot eversion moment during the stance phase of running 査読

    Norio Tsujimoto, Hiroyuki Nunome, Yasuo Ikegami

    Journal of sports sciences   35 ( 9 )   898 - 905   2017年5月

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    Rearfoot external eversion moments due to ground reaction forces (GRF) during running have been suggested to contribute to overuse running injuries. This study aimed to identify primary factors inducing these rearfoot external eversion moments. Fourteen healthy men ran barefoot across a force plate embedded in the middle of 30-m runway with 3.30 ± 0.17 m · s-1. Total rearfoot external eversion/inversion moments (Mtot) were broken down into the component Mxy due to medio-lateral GRF (Fxy) and the component Mz due to vertical GRF (Fz). Ankle joint centre height and medio-lateral distance from the centre of pressure to the ankle joint centre (a_cop) were calculated as the moment arm of these moments. Mxy dominated Mtot just after heel contact, with the magnitude strongly dependent on Fxy, which was most likely caused by the medio-lateral foot velocity before heel contact. Mz then became the main generator of Mtot throughout the first half of the stance phase, during which a_cop was the critical factor influencing the magnitude. Medio-lateral foot velocity before heel contact and medio-lateral distance from the centre of pressure to the ankle joint centre throughout the first half of the stance phase were identified as primary factors inducing the rearfoot external eversion moment.

  • 地域住民におけるロコモティブシンドロームとメタボリックシンドロームとの関連性 査読

    松儀怜, 辻本典央, 中井詔子, 葛巻美紀, 勝木建一

    運動器リハビリテーション   27 ( 3 )   298 - 305   2016年9月

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    本研究の目的は、地域住民のロコモティブシンドローム(ロコモ)状況と、メタボリックシンドローム(メタボ)との関連を検討することであった。2014年のK市特定健康診査受診者595名(男性273名、女性322名、平均年齢69.4±9.2歳)を対象とした。分析の結果、61.1%が運動機能低下、11.8%がロコモと判定された。運動機能低下は、メタボの危険因子数増加で有意に上昇した。これにより、運動機能低下とメタボの関係性が示唆された。

  • Does rearfoot eversion angle represent rearfoot external eversion moment during stance phase of running ? 査読

    Norio Tsujimoto, Hiroyuki Nunome, Yasuo Ikegami

    Proceedings of 34th International Conference on Biomechanics in Sports   2016年7月

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    ランニング支持期中において、後足部外反動作を引き起こす後足部外反モーメントは、ランニング障害の要因と考えられている。しかし、伝統的に、ランニング障害の発生度は後足部外反角度によって評価されてきた。これは、角度は測定が簡易であるからと考えられる。しかし、ランニング支持期中の後足部外反角度の大きさと後足部外反モーメントの大きさの関係は明らかでない。本研究において、両者の関係を調べた結果、角度とモーメントの間に関係はないことが明らかとなった。よって、ランニング障害の発生度は、モーメントを使用すべきであることが示唆された。

  • 大学女子サッカー選手における片脚立位時の動的バランス能力の検討 査読

    杉浦宏季, 横谷智久, 野口雄慶, 辻本典央, 加藤映里香

    福井工業大学研究紀要   ( 46 )   259 - 263   2016年6月

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    本研究の目的は、女子サッカー選手と一般女子大学生を対象に、動的バランス能力の差を検討することである。平らな板が前後左右に傾斜する機器(ディジョックボード・プラス)を用い、その上で20秒間片脚立ちをした際の傾斜した角度により動的バランス能力を評価した。その結果、サッカー群は一般群よりも、操作脚、支持脚ともに動的バランス能力が優れているという結果が得られた。また、サッカー群においては、操作脚と支持脚との間の動的バランス能力には差がないことも明らかとなった。

  • トランポリン競技における跳躍安定性評価方法の確立とトレーニング応用への実践例 査読

    辻本典央, 松儀怜

    スポーツパフォーマンス研究   7   99 - 112   2015年6月

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    本研究の目的は、トランポリン競技における跳躍安定性の評価を可能にする指標を明らかにすることである。実際の試合の映像から、2次元DLT法を用いてベッド上の接地位置を定量化し、10本の跳躍中の移動距離と中心からの距離を算出した。その結果、上位群において移動距離や中心からの距離が有意に少ないことが認められ、これらの指標でトランポリン競技における跳躍安定性を評価できる可能性が示唆された。

  • Primary factors affect foot eversion dynamics during stance phase of running 査読

    Norio Tsujimoto, Hiroyuki Nunome, Yasuo Ikegami

    Footwear Science   7 ( Supplement 1 )   50 - 52   2015年6月

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    本研究の目的はランニング支持期中の後足部外反動作を引き起こす力である床反力由来の後足部外反モーメントの発生機序を明らかにすることである。モーションキャプチャシステムと床反力計を用いて、ランニング支持期中の足部動態を詳細に分析した。その結果、接地直前の足部の側方速度と接地後の足関節中心に対する足圧中心位置の側方距離が、後足部外反モーメントの発生に寄与していることが明らかとなった。

  • 健康増進施設利用者におけるロコモティブシンドロームと求められる支援 査読

    松儀怜, 辻本典央, 中井詔子, 釜場なる子, 喜田恵, 上野弘樹, 片山郁子, 高畠朋子, 葛巻美紀, 後藤伸介, 中村立一, 勝木建一

    石川県理学療法学雑誌   15 ( 1 )   37 - 40   2015年3月

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    健康増進施設利用者80名(男性17名、女性63名)のロコモティブシンドローム(ロコモ)の現状について調査した。その結果、80名中19名(23.7%)がロコモ該当であり、69名(85.1%)が何らかの痛みを有していた。比較的運動習慣がある健康増進施設利用者においても、疼痛や運動機能低下などの潜在的なロコモリスクを有している利用者が一定数存在しており、運動器の障害に対する定期的評価とその結果に基づいた介入の必要性が示唆された。

  • 商店街のアーケードを用いたロコモ予防・改善教室の効果 査読

    辻本典央, 三井外喜和, 勝木建一

    ウエルネスジャーナル   11 ( 1 )   9 - 16   2015年3月

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    本研究の目的は、商店街のアーケードを活用したウォーキングを含む健康教室による、ロコモ予防・改善に対する効果を調べること、アーケードを用いることで身体活動量が確保できるか調べること、教室による商店街の活性化の効果を検討することであった。週1回、3か月の教室を行った結果、ロコモの要因である身体機能や痛みを改善させた。また、アーケードを活用することで、雨天時の身体活動量を確保できることも示唆された。商店街の活性化については、明確な結果は示せなかった。

  • 公衆浴場を活用した膝痛に対する介護予防事業の効果 : ロコモティブシンドロームの予防 査読

    長﨑浩爾, 釜場栄直, 辻本典央, 三井外喜和, 勝木建一

    ウエルネスジャーナル   8 ( 1 )   4 - 11   2012年2月

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    公衆浴場において、膝痛軽減に対する軽度の筋力トレーニングと浴槽内での膝屈曲伸展運動を組み合わせた膝痛軽減プログラムを提供する運動器機能向上教室を冬季に開催し、その効果を検証した。その結果、歩行時の膝痛の自覚的疼痛強度が有意に軽減した。本プログラムにより、ロコモティブシンドロームを惹起する膝痛を軽減させ、QOLの向上に寄与したことが示唆された。

  • Change of ball impact technique in instep kicking with physical growth 査読

    Hironari Shinkai, Hiroyuki Nunome, Harutomo Suzuki, Hiroshi Suito, Norio Tsujimoto, Tadashi Kumagai, Yasuo Ikegami

    International Research in Science and Soccer   55 - 61   2009年9月

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    インステップキックのボールインパクト技術が、育成年代の選手の発育発達過程の中でどのように習得されていくのかを横断的アプローチから検討した。9歳から15歳までのサッカー選手21名のボールインパクトを2台の超高速度ビデオカメラ(2000コマ/秒)で分析した結果、ボールインパクトはほぼボールと足部の衝突とみなすことができ、キックパフォーマンスは選手の体格に大きな影響を受けることが明らかとなった。

  • 腕振りの制約が走動作に及ぼす影響 査読

    辻本典央, 水藤弘吏, 新海宏成, 布目寛幸, 池上康男

    バイオメカニクス研究   13 ( 2 )   38 - 50   2009年8月

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    腕振りを制約した際の走動作を分析し、通常走行に対する動作の変化を調べた。その結果、腕振りの制約により、ピッチは減少しなかったものの、ストライドが減少し、走速度が減少した。また、肩の回旋角度、角速度は増加し、腰の回旋角度、角速度が減少した。さらに、股関節の伸展角度、角速度が減少した。特に股関節の伸展角度、角速度は走速度と正の相関があることから、走速度減少の要因になっていると考えられた。

  • The effect of fatigue on the underwater arm stroke motion in the 100-m front crawl 査読

    Hiroshi Suito, Yasuo Ikegami, Hiroyuki Nunome, Sinya Sano, Hironari Shinkai, Norio Tsujimoto

    Journal of applied biomechanics   24 ( 4 )   316 - 324   2008年11月

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    100mクロール泳中における水中でのストローク動作について疲労が動作に及ぼす影響について検討した。ストローク動作では、特に肩関節の関節運動が大きく関与していることが明らかとなった。ストローク前半では肩関節の内転方向の運動が、後半では肩関節の水平外転方向の運動が大きく貢献していることが明らかとなった。疲労の影響については、ストローク前半の肩関節の関節運動に影響を及ぼすことが示唆された。

  • Comparison of ball impact characteristics between side-foot and instep kicking in soccer 査読

    Hironari Shinkai, Hiroyuki Nunome, Harutomo Suzuki, Hiroshi Suito, Norio Tsujimoto, Yasuo Ikegami

    Proceedings of XXVI International Conference on Biomechanics in Sports   727 - 730   2008年7月

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    サッカーのインサイドキックにおけるボールインパクトの特徴をインステップキックとの比較から明らかにすることを目的とした。2台の超高速度カメラ(2000コマ/秒)を使用して分析した結果、インパクト中に起こる足部の変形について両キック間で違いがみられた。また、インサイドキックはインステップキックよりも足部速度およびボール速度が低かったが、インパクトの効率の点では両キック間に差がないことが明らかとなった。

  • Preliminary assessment of the effect of trapeze postures on righting force in sailing 査読

    Norio Tsujimoto, Yoshinori Takeuchi, Hiroh Yamamoto

    Proceedings of XXIV International Conference on Biomechanics in Sports   2   600 - 602   2006年7月

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    ヨットにおいて帆走する際、選手はハーネスを着用し、マストから伸びるワイヤーに引っかかるように身体を船外に出して船の傾きを抑えるトラッピーズ姿勢を取る。その姿勢の変化と、ワイヤーに加わる牽引力との関係を調べた。その結果、身体の曲げ伸ばしや腕の上げ下げと牽引力との間に関係は見られなかった。よって、船の傾きは、ワイヤーに加わる牽引力によるものではなく、姿勢の変化における重心位置の移動に影響されることが示唆された。

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MISC

  • ランニング中の足部動態評価による障害予防の可能性

    辻本 典央

    トレーニング科学   2019年

  • バイオメカニクス研究におけるフットモデルの最新研究動向

    辻本典央

    東海体育学会会報   86   6 - 7   2013年6月

講演・口頭発表等

  • ランニング支持期における後足部外反モーメントの発生要因 -接地パターンによる比較-

    辻本典央, 水野貴正, 井上功一郎, 布目寛幸, 池上康男

    第24回日本バイオメカニクス学会大会 

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    本研究の目的は、接地パターンによる後足部外反モーメントの発生要因の違いを明らかにすることである。分析の結果、後足部接地のランナーは、接地直後の床反力の側方成分(F_ml)と、その後の足関節中心に対する足圧中心の側方距離(a_cop)が、モーメント発生に寄与していた。一方、後足部接地以外のランナーは、接地直後にはa_copが、その後はF_mlとa_copの両方が、モーメント発生に寄与していた。これらの結果より、接地パターンにより、後足部外反モーメントの発生要因が異なることが示された。

  • Primary factors affect foot eversion dynamics during stance phase of running(ランニング支持期中の後足部外反動作に影響を及ぼす主な要因)

    Norio Tsujimoto, Hiroyuki Nunome, Yasuo Ikegami

    第24回日本バイオメカニクス学会大会 

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    本研究の目的は、下肢慢性障害を誘発すると考えられる、ランニング支持期の後足部外反モーメントの発生要因を明らかにすることである。分析の結果、接地直後は床反力の側方成分の大きさが、その後は足関節中心と足圧中心の側方距離が、後足部外反モーメントの大きさに寄与していることが明らかとなった。また、接地直後の床反力の側方成分の大きさは、接地直前の足部側方速度の大きさに依存していることも明らかとなり、接地後のみならず、接地前にもモーメント発生の要因があることが示された。

  • 大学生運動選手における側腹部の筋の形態特性

    野口雄慶, 横谷智久, 杉浦宏季, 辻本典央

    日本体育学会第67回大会 

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    本研究の目的は、捻転動作を頻繁に行う運動競技を実施している大学生運動選手(野球部5名、カヌー部3名、テニス部8名)と、一般大学生17名における、腹斜筋群の形態的特性の差を明らかにすることである。側腹部の筋群(外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋)の特性を、超音波Bモード法による筋厚測定によって計測した。その結果、外腹斜筋、内腹斜筋において、運動群のほうが非運動群よりも有意に筋厚が大きい結果が得られた。なお、腹横筋について有意差は認められなかった。

  • 歩行時と走行時の支持期における後足部外反モーメントの発生機序

    辻本典央, 布目寛幸, 池上康男

    日本体育学会第67回大会 

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    歩行時や走行時の支持期における後足部外反モーメントは、下肢慣性障害と関係すると考えられる。本研究の目的は、歩行、走行における後足部外反モーメントの発生機序を明らかにすることである。歩行、走行ともに、接地直後の床反力の側方成分の大きさと、その後の足関節中心に対する足圧中心の側方変位の大きさが、後足部外反モーメントの大きさに寄与していることが明らかとなった。また、走行時に限り、接地直後の床反力の側方成分の大きさは、接地直前の足部側方速度の大きさに依存することが示された。

  • 足圧中心軌跡を用いた後足部外反モーメントの評価に関する検討

    辻本典央, 野口雄慶, 横谷智久

    第28回日本体力医学会北陸地方会大会 

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    ランニング支持期中における後足部外反モーメントは、下肢慢性障害と関係すると考えられている。しかし、モーメントの測定には床反力の値が必要であるため、臨床現場での測定が困難である。そこで本研究では、現場でも測定が可能な足圧中心軌跡を用い、後足部外反モーメントを評価する手法について検討した。本研究結果より、足部長軸に対する足圧中心軌跡の外側への距離と後足部外反モーメントの大きさとの間に相関関係が認められたことから、足圧中心軌跡を用いてモーメントの大きさを評価できる可能性が示唆された。

  • 地域健康増進施設におけるスポーツ医学 ~医療機関との連携と協働~

    勝木保夫, 勝木建一, 辻本典央, 松儀怜

    第25回日本臨床スポーツ医学会 

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    北陸体力科学研究所は、スポーツコミュニティ事業(スポーツクラブ経営事業)、地域健康づくり支援事業、スポーツ医科学事業、地域保健事業から成り立っている。その中のスポーツ医科学事業としては、動作分析や食生活分析を基にした、トップアスリート支援を行うほか、行政から地域のこども健康づくり支援やジュニアスポーツ選手育成事業を請け負っている。シンポジウムでは研究所全体の取り組みとスポーツ医科学の取り組みを紹介し、スポーツ医科学事業を実施する意義などについて考察した。

  • リズム体操と映像フィードバックを用いた児童の立ち幅跳びとボール投げの動作改善

    辻本典央, 三井外喜和, 酒井敬子, 大久保祐一, 勝木建一

    第69回日本体力医学会 

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    本研究の目的はリズム体操の定期的な実施や映像フィードバックが立ち幅跳びとボール投げの記録や動作スキルへ及ぼす効果を明らかにすることである。小学5年生の男女124名に対して介入を行った。介入内容は主に、①授業におけるリズム体操の指導3回、②リズム体操DVDの配布、③2種目の自身の動きを収めた映像DVDの配布、であった。その結果、立ち幅跳び、ボール投げともに、性別に関わらず、介入前後で有意な記録の向上と動作得点の向上が認められた。

  • ランニングの支持期における後足部回内モーメントの発生要因

    辻本典央, 布目寛幸, 池上康男

    第23回日本バイオメカニクス学会 

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    フォースプレートとモーションキャプチャシステムを用いて、30mの走路を走り抜ける際の足部の挙動と地面反力を記録し、後足部回内モーメント(Mtot)を算出した。Mtotをさらに地面反力の水平面成分由来のもの(Mxy)と垂直成分由来のもの(Mz)に分解した。その結果、接地直後はMtotの多くをMxyが占めており、Mxyの発生には地面反力の足幅方向成分が主に関わっていた。その後、支持期中盤まではMtotの多くをMzが占めており、Mzの発生にはCOPと足関節中心の足幅方向の距離が主に関わっていた。

  • リズム体操と映像フィードバックを用いた児童の立ち幅跳びとボール投げの動作改善

    辻本典央, 三井外喜和, 酒井敬子, 大久保祐一, 勝木建一

    第26回日本体力医学会北陸地方会 

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    小学5年生の男女、計124名に対し、立ち幅跳びとボール投げの記録向上と動作改善を目的に介入を行った。介入内容は主に、①リズム体操の運動指導3回、②リズム体操DVDの配布、③立ち幅跳びとボール投げの自身の動きと見本の動きを収めた映像DVDの配布、であった。その結果、立ち幅跳び、ボール投げともに、性別に関わらず、介入前後で有意な記録の向上と動作得点の向上が認められた。

  • ランニング時の足部回内モーメントの発生要因

    辻本典央, 勝木建一, 布目寛幸, 池上康男

    第25回日本体力医学会北陸地方会 

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    ランニング時の足部回内モーメント発生のメカニズムを明らかにすることを目的とした。ランニング時の足部の3次元データと地面反力データから、足部回内モーメントを求めた。足部が地面から受動的に力を受ける局面では地面反力の内外側成分が、地面に積極的に力を与える局面では、地面反力の垂直成分が、足部回内モーメントの主な発生要因であり、局面によってメカニズムが異なることが明らかとなった。

  • トランポリン競技における跳躍の安定性の評価

    辻本典央

    平成24年度北陸体育学会 

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    トランポリン競技は10回の連続した跳躍で構成される。実際の試合映像から、10本の接地位置から移動距離、中心からの距離を算出し、予選の得点から上位群と下位群に分け、比較した。その結果、上位群では跳躍高が有意に高かったにも関わらず、移動距離、中心からの距離が有意に少なかった。このことから、レベルの高い選手は、高い跳躍や高難度の技の中でも跳躍の安定性を保っていることが示された。

  • 変形性膝関節症患者に対する医療機関と健康増進施設の連携によるシームレスサポート

    松儀怜, 辻本典央

    第1回福井県運動器理学療法学術集会 

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    高位脛骨骨切り術後、脂質異常症の70歳代女性が、退院18日後に減量・機能改善・再発予防を目的に、隣接施設で開催している集団型健康増進スクールに入会、理学療法士・健康運動指導士等による生活習慣指導および1回90分程度の運動プログラムを週1回、12か月間実施した。開始前後でBMI(27.4/25.3)、JOA(80/100点)、L/H比(1.7/1.5)、感触の減量等の変化が認められた。

  • フットサルのボールキックにおけるインパクト技術の特徴 : 異なるボールに対するインパクト技術の比較

    新海宏成, 布目寛幸, 池上康男, 水藤弘吏, 辻本典央, 鈴木春智, 佐野真也

    日本体育学会58回大会 

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    フットサルにおけるボールインパクトの特徴をサッカーボールのインパクトとの比較から明らかにすることを目的とした。フットサルボールとサッカーボールでは、インパクト中の足部角度変位に差はなかったものの、蹴り脚のスイング速度が小さいキックの場合、フットサルボールにおける足部の速度をボールに伝える効率がサッカーボールのそれよりも低い可能性が示唆された。

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Works(作品等)

  • 拠点net

    辻本典央

    未設定

    2022年6月
    -
    現在

受賞

  • 平成24年度北陸体育学会優秀研究奨励賞

    2013年3月   北陸体育学会  

    辻本典央

 

担当経験のある授業科目

  • スポーツ運動学

    機関名:福井工業大学

  • 保健体育科教育法

    機関名:福井工業大学

  • 体力トレーニング

    機関名:福井工業大学

  • スポーツバイオメカニクス講義

    機関名:福井工業大学

  • ゴール型スポーツ

    機関名:福井工業大学

  • キャリアゼミⅠ

    機関名:福井工業大学

  • 健康科学概論

    機関名:福井工業大学

  • スポーツ科学概論

    機関名:福井工業大学

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社会貢献活動

  • 日本オリンピック委員会 拠点ネットワーク推進事業 拠点コーディネーター

    2015年7月 - 現在