2024/01/08 更新

写真a

スギハラ カズトミ
杉原 一臣
Kazutomi Sugihara

学位

  • 学士(工学)   課程 ( 1998年3月   大阪工業大学 )

  • 修士(工学)   課程 ( 2000年3月   大阪府立大学 )

  • 博士(工学)   課程 ( 2003年3月   大阪大学 )

研究キーワード

  • Conjoint Analysis

  • Rough Sets

  • Data Mining

  • Operations Research

  • コンジョイント分析(解析)

  • ラフ集合

  • データマイニング

  • オペレーションズリサーチ

研究分野

  • 情報通信 / 統計科学

  • その他 / その他  / オペレーションズリサーチ

学歴

  • 大阪工業大学   工学部   経営工学科   卒業

    1994年4月 - 1998年3月

  • 大阪府立大学   工学研究科   電気・情報系専攻   修士課程   修了

    1998年4月 - 2000年3月

  • 大阪大学   工学研究科   応用物理学専攻   博士課程   修了

    2000年4月 - 2003年3月

経歴

  • 福井工業大学   工学部 経営工学科   講師

    2003年4月 - 2004年3月

  • 福井工業大学   電子計算機センター電算管理課   職員(技術系)

    2003年4月 - 2007年3月

  • 福井工業大学   経営情報学科   講師

    2004年4月 - 2008年3月

  • 摂南大学   経営情報学部   非常勤講師

    2001年4月 - 2002年3月

  • 桃山学院大学   非常勤講師

    2002年4月 - 2003年3月

  • 福井工業大学   大学院工学研究科 情報学専攻 修士課程   講師

    2005年4月 - 2008年3月

  • 福井工業大学   電子計算機センター   職員(技術系)

    2007年4月 - 2013年3月

  • 福井工業大学   大学院工学研究科 情報学専攻 修士課程   准教授

    2008年4月 - 2012年3月

  • 福井工業大学   経営情報学科   准教授

    2008年4月 - 2014年3月

  • 福井工業大学   大学院工学研究科 社会システム学専攻 博士前期課程 経営情報学コース   准教授

    2012年4月 - 現在

  • 福井工業大学   情報システムセンター   職員(技術系)

    2013年4月 - 2014年3月

  • 福井工業大学   経営情報学科   教授

    2014年4月 - 2015年3月

  • 福井工業大学   大学院工学研究科社会システム学専攻博士後期課程   教授

    2014年4月 - 現在

  • 福井工業大学   大学院工学研究科社会システム学専攻博士前期課程   教授

    2014年4月 - 現在

  • 福井工業大学   環境情報学部 経営情報学科   教授

    2015年4月 - 現在

▼全件表示

所属学協会

  • 日本経営工学会

    1998年3月 - 現在

  • 日本知能情報ファジィ学会

    1999年8月 - 現在

  • 日本オペレーションズ・リサーチ学会

    1999年9月 - 現在

  • 日本教育工学会

    2015年7月 - 現在

取得資格

  • 普通自動車免許(一種)

  • 基本情報技術者/第2種情報処理技術者

 

論文

  • データの確率的変動を考慮したDEAモデルに関する研究

    杉原一臣

    1998年3月

     詳細を見る

    本論文では, 組織の効率性を多基準で評価する手法である, DEAにおいて, 与えられたデータに不確実性が伴う場合を考慮し, データが特定の分布に従う確率変数であることを仮定した, 新たなDEAモデルを提案する.

  • 上下界概念を用いた区間AHPモデル(修士論文)

    杉原一臣

    2000年3月

     詳細を見る

    本論文では, 評価問題において意思決定者の判断があいまいで区間値として与えられている場合に, 2つの概念(上界と下界)を用いて分析モデルを定式化し, その分析結果(重要度)を区間として得る方法を提案している.

  • ラフ近似手法と双対的数理モデル(博士論文)

    杉原一臣

    2003年3月

     詳細を見る

    ラフ集合には, 同値関係による分類や上側と下側からの近似といった特徴があるが, 従来の意思決定理論やその手法において, それらに類似する概念を備えているものも少なくない. 本論文は, ラフ集合の研究を数理的意思決定へ拡張することが目的であり, 階層化意思決定法やコンジョイント分析(解析)など, 意思決定で用いられる手法に対し, 「上近似」と「下近似」という概念を用いて, 分析モデルの定式化を提案している.

  • キリンHDの環境への取り組み-企業の温暖化対策ランキング 食料品編1位の理由- 査読

    田中 真由美, 大音師 良依, 杉原 一臣

    福井工業大学研究紀要   ( 47 )   198 - 206   2017年5月

     詳細を見る

    公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWF ジャパン)は, 日本企業を対象とした「企業の温暖化対策ランキング」を発表している.本論文では, WWFジャパンが発表した「企業の温暖化対策ランキング」の中でも, 最新版である食料品編に注目し, ランキング1位の企業であったキリンホールディングス株式会社(キリンHD)に焦点を当て, キリンHDが取り組んでいる地球温暖化対策に関する検討を行っている.

  • Social Networkにおけるユーザ影響度の測定 査読

    杉原 一臣, Thanchanok LAOPROMSUKON, 藤原 明広, 野際 大介

    福井工業大学研究紀要   ( 47 )   190 - 197   2017年5月

     詳細を見る

    ソーシャルメディアの普及により, コミュニケーションの範囲は拡大しており, マーケティング分野においては, 新しい製品やサービスの宣伝,顧客の獲得といった営業活動をソーシャルメディア上の口コミにより展開する「バイラルマーケティング(Viral Marketing)」という手法が既に提唱されている.本論文では, 個々のユーザの情報波及力を活用する方策を講じる取り組みの一環として, ソーシャルメディア上のネットワーク(Social Network)に着目し,各ユーザの影響度を測定するための尺度を提案する.

  • Motivation Effects of Using Actual Robots Controlled by the Scratch Programming Language in Introductory Programming Courses 査読

    Kazumasa OHKUMA, Masahiro OSOGAMI, Naoki SHIORI, Kazutomi SUGIHARA

    International Journal of Engineering Education   33 ( 2A )   575 - 587   2017年

     詳細を見る

    我々が取り組んできた高校生対象のプログラミング授業において, プログラミングのみを体験する授業と, 授業で作成したプログラムを用いてロボットを制御した授業のアンケート結果を比較した.その結果, 教科「理科」を志向しない生徒(非理系志向の生徒)に対して, 実機を導入した授業の効果がより興味関心が高まっている傾向にあることが分かった.

  • Scratchを用いた実機ロボット制御を伴うプログラミング導入授業の実践 査読

    恐神正博, 大熊一正, 杉原一臣

    情報処理学会論文誌教育とコンピュータ(TCE)   2 ( 2 )   76 - 84   2016年10月

     詳細を見る

    マサチューセッツ工科大学メディアラボで開発され, フリーソフトとして提供されているプログラミング環境Scratchを利用した実機ロボット制御システムを試作し, それを教材として利用したプログラミング導入授業について報告している. 授業では, 視覚的にアルゴリズムを理解しながらプログラミングが行えるScratchを用いることで, アルゴリズム重視のプログラミングを行わせるだけでなく, 授業で作成したプログラムによって, 実機ロボットが動作する様子を見せる. このことにより, 受講者に達成感を与え, プログラミングに関連する事項への興味・関心の向上を図った. さらに, この授業の効果を吟味するため, アンケート調査を実施した. このアンケート結果の解析から, 実施した授業は, 受講した生徒達のプログラミングに関連する事項への興味・関心を向上させうることが分かった.

  • Scratchを用いた実機ロボット制御とそのプログラミング教育における効果 査読

    恐神 正博,大熊 一正,四折 直紀,杉原 一臣,山西 輝也

    福井工業大学研究紀要   ( 45 )   211 - 218   2015年7月

     詳細を見る

    著者らにより, タイル型プログラミング言語「Scratch」で, 実機ロボット制御プログラムを作成する環境を試作されている.このプログラミング環境をプログラミング初学者の模擬授業で用い, 学習者から得られたアンケート結果を解析することで,提案するプログラミング環境が初学者の情報通信技術に対する関心等にどの程度寄与したかを考察した.

  • 株式投資大会への参加を通じたグローバル金融教育の試み 査読

    杉原 一臣, 田中 真由美

    福井工業大学研究紀要   ( 45 )   388 - 393   2015年7月

     詳細を見る

    経営情報学科では, 企業, 地域経済, 国際社会の実態をより深く理解することを目的として, 学科教員により, グローバル金融教育の活動が展開されいてる.本論文では, 日本国内における金融教育
    の現状, 当該教育と経営情報学科のカリキュラムとの関連性を述べるとともに, 2014(平成26)年度のグローバル金融教育に関する取り組みを紹介した.

  • 情報システムセンターにおける情報倫理教育の取り組み

    杉原 一臣, 大熊 一正, 恐神 正博, 池田 岳史

    福井工業大学研究紀要   ( 44 )   337 - 346   2014年5月

     詳細を見る

    平成11年3月に告示された学習指導要領の教科「情報」において, 情報通信技術の特徴や生活における関わり, 社会に及ぼす影響について理解することを目標に定め, この中で「情報倫理」の礎となる教育の実施を高等学校に求めている.また, 平成21年3月に告示された学習指導要領では, 情報通信技術を基盤とする社会環境の急速な変化の下で遭遇しうる様々なリスクを授業で取り扱うことなどが求められている.本学では, 情報教育に関する部会と情報システムセンターが中心となって, 技術者の備えるべき能力としての「情報リテラシ」を掲げ, 早期より情報倫理教育の重要性を初年次教育において情報倫理教育の充実に努めてきた.本論文では, 本学情報システムセンターにおける情報倫理教育の取り組みを検証し,その成果と課題を整理すると共に,今後の情報倫理教育の在り方について考察した.

  • 大学連携における学生意識調査から得られた学生タイプに関する検討

    徳野 淳子, 田中 洋一, 入澤 学, 杉原 一臣, 篭谷 隆弘, 山川 修

    研究報告教育学習支援情報システム(CLE)   2014-13 ( 3 )   1 - 8   2014年5月

     詳細を見る

    福井県大学間連携事業 (F レックス) では,教学 IR(Institutional Research) の初期段階の取り組みとして, 2010年度から学生意識調査を実施している.本調査は,学生の将来設計や授業外の過ごし方, 大学生活で身についた知識や技能など多角的な視点で学生像を分析することで, 学生理解や教育改善に関わる IRデータを提供することを目的としている. 本稿では, 最新の分析結果として, 2013年度に行ったFレックス学生意識調査アンケートの結果について報告した. その中で, 過去の分析結果と比較しながら, 新たに見られた学生タイプやその特徴について報告している.

  • 2012年度ティーチング・ポートフォリオ作成ワークショップ開催報告

    井上千鶴子, 金田忠裕, 北野健一, 中谷敬子, 五十川敬子, 川谷亮治, 杉原一臣,他

    大阪府立大学工業高等専門学校研究紀要   47   49 - 56   2013年12月

     詳細を見る

    大阪府立大学工業高等専門学校は, 2009年より, ティーチング・ポートフォリオ作成ワークショップを年に2回開催している. 本稿では, 2012年度に開催したワークショップの概要について説明した後, ワークショップ参加者の感想を報告している.

  • コンピュータサイエンス・アンプラグドの手法を導入として用いた圧縮技術に関する教育とその展開に向けてII

    大熊一正, 杉原一臣, 魚崎勝司

    福井工業大学研究紀要   ( 43 )   438 - 445   2013年6月

     詳細を見る

    改定版学習指導要領の下, 「情報の科学的な理解」と「情報社会に参画する態度」をより重視する授業が展開される見込みである。一方, 高等教育機関(特に大学)においては, 当面の間, 旧学習指導要領に則した教育を受けてきた学生への配慮から, 「情報の科学的な理解」に関するリメディアル教育が重点項目となる. 本論文では, 昨年度に引き続き, 情報科学の分野で注目されている「コンピュータを用いない情報教育(コンピュータサイエンス・アンプラグド)」を学内で実践した結果を報告している. また, 授業アンケート結果の分析に基づき, 受講生の情報科学に対する関心の変化について議論している.

  • 高校生を対象としたScratchプログラミング体験授業の実施とその展開

    大熊一正, 恐神正博, 篭谷隆弘, 四折直紀, 杉原一臣, 山西輝也

    福井工業大学研究紀要   ( 43 )   426 - 437   2013年6月

     詳細を見る

    タイル型言語「Scratch」を用いて,プログラム初学者である高校生を対象にプログラミングの授業を企画,実施した.授業では,「Scratch」でタイルブロックを組み合わせることにより,動きのあるプログラムを作成し,そのプログラムを実機ロボットの制御に反映するという内容を実践した.また,授業の前後で,情報技術に対する興味・関心に変化があるかを統計的検定により検証した.結果として,有意な結果は得られなかったが,傾向としては,一部の生徒に関心の高まりが見受けられた.

  • コンピュータサイエンス・アンプラグドの手法を導入として用いた圧縮技術に関する教育とその展開へ向けて

    大熊一正, 杉原一臣, 魚崎勝司

    福井工業大学研究紀要   ( 42 )   620 - 630   2012年6月

     詳細を見る

    改定版学習指導要領の下, 「情報の科学的な理解」と「情報社会に参画する態度」をより重視する授業が展開される見込みである。一方, 高等教育機関(特に大学)においては, 当面の間, 旧学習指導要領に則した教育を受けてきた学生への配慮から, 「情報の科学的な理解」に関するリメディアル教育が重点項目となる. 本論文では, 情報科学の分野で注目されている「コンピュータを用いない情報教育(コンピュータサイエンス・アンプラグド)」を学内で実践した結果を報告している. また, 授業アンケート結果の分析に基づき, 受講生の情報科学に対する関心の変化について議論している.

  • マイクロロボット制御アルゴリズムの見える化に向けて-組込みシステムの教材として-

    大熊一正, 恐神正博, 篭谷隆弘, 四折直紀, 杉原一臣, 山西輝也

    福井工業大学研究紀要   ( 42 )   610 - 619   2012年6月

     詳細を見る

    改定版学習指導要領の教科「情報」において重視されている「情報処理的視点」を初等教育で実現すべく, マイクロロボットによる体験型プログラミング授業用教材の開発に取り組んでいる. 本論文では, マイクロロボットの動作を開発し, 実装するためのプログラミング環境を提案している. また, その実装までのプロセスを検証し, 今後の課題についてまとめている.

  • Uncertainty index based interval assignment by Interval AHP(査読付) 査読

    Tomoe Entani, Kazutomi Sugihara

    European Journal of Operational Research   219 ( 2 )   379 - 385   2012年6月

     詳細を見る

    階層型意思決定法(AHP)では, 不確かな状況や人間の主観的判断によって, 評価基準や代替案の重要度が確定しない場合がある. そこで, 評価に存在する不確かさを重要度の幅として反映するモデル(区間AHP)が既に提案されている. 本論文では, 不確かさを異なる3つの観点で捉え, 各観点の下で重要度の幅を決定する数理モデルを定式化すると共に, 数値例を踏まえて, 提案モデルの特徴を考察している.

  • マイクロロボットを用いたプログラミング導入教育の試み

    山西輝也, 杉原一臣, 大熊一正

    福井工業大学研究紀要   ( 41 )   486 - 496   2011年6月

     詳細を見る

    改訂版学習指導要領では, 初等教育において「情報処理的視点」が重視されている. 本論文では, コンピュータ言語によるプログラミングへの導入教育として, ロボットを活用した体験型プログラミング授業を実施し, 児童や生徒達に情報分野に興味や関心, 知的欲求を喚起させ, 将来, 高度ICT技術者を目指すきっかけとなる授業を提案する.

  • Web基盤を利用した学習管理システムによるプログラミング言語教育環境の構築とその情報基礎科目への応用に向けて

    大熊一正, 杉原一臣, 須藤和敬

    福井工業大学研究紀要   ( 40 )   469 - 480   2010年6月

     詳細を見る

    2009年度後期より, 福井県大学間連携(Fレックス)の取り組みにおいて, 共通に利用できる情報システムが複数導入された. 本論文では, 学習管理ソフトウェア"Moodle"を利用して実施した, プログラミング言語の実習系科目を中心とした授業方法を事例として示し, その方法が情報基礎科目に応用できうるかどうかについて, 授業評価アンケートの結果から吟味した. また, 共著者の所属組織のような, 文系学科のみを有する大学への応用可能性について論じている.

  • ラフ集合理論に基づくコンジョイントモデルに関する一考察

    杉原一臣

    福井工業大学研究紀要   ( 40 )   278 - 285   2010年6月

     詳細を見る

    ラフ集合における情報近似の概念を基に, 与えられた諸要因の組み合わせと全体評価から, 諸要因の部分効用及び未知の組み合わせを推定する方法として, ラフコンジョイント分析が提案されている. 本論文では, ラフコンジョイント分析において, 新たなモデル構築の可能性やそのモデルの有用性を考察すると共に, 分析結果として得られるIF-Thenルールに着目して, その解釈や新たなルール表現について検討している.

  • 福井県大学間連携取組(Fレックス)の概要と目的

    山川修, 藤原正敏, 篭谷隆弘, 坪川武弘, 菊沢正裕, 北野皓嗣, 杉原一臣

    教育システム情報学会研究報告   24 ( 1 )   24 - 27   2009年6月

     詳細を見る

    福井県内の高等教育機関は, 保有する学部・学科があまり重複せず相互補完的になっている. この特質を活かし, 福井県内の6つの教育機関をネットワークでゆるく結合することで, 仮想的な総合学習環境を構築しようという試みが行われている. 本論文では, 本プロジェクトの概要について説明が行われている.

  • ラフ集合の概念に基づく時系列分析手法について

    杉原一臣

    福井工業大学研究紀要   ( 37-1 )   287 - 294   2007年5月

     詳細を見る

    従来の時系列分析手法では, 特定の関数モデルを基にして, 将来予測やデータの構造理解が行われている. 一方, 特定のモデルを仮定しないことで, より柔軟なデータ分析を行うことが期待できる. 本論文では, ラフ集合の概念に基づき, 特定のモデルを仮定せずに, IF-Thenルールを抽出する手法を提案している. また, 分析の例として, 東証1部上場の株価を対象に, 過去の変動からIF-Thenルールを抽出し, 変動に対する解釈を与える試みを行っている.

  • Rough Set Approach to Information Systems with Interval Decision Values in Evaluation Problems(査読付) 査読

    Kazutomi Sugihara, Hideo Tanaka

    The International Symposium On Fuzzy and Rough Sets   CD-ROM   2006年12月

     詳細を見る

    本論文では, 各データの評価値として区間評価値を与えた場合, ラフ集合の情報近似の概念を基に, その情報を上側と下側から近似する方法について考察している. また, 与えられた区間評価にあいまいさが含まれることを考慮し, 予め与えたものの, 分析を通して, 有意でない区間データの区切りを近似集合に基づいて除去する方法を提案している.

  • Interval Weights in AHP by Linear and Quadratic Programming(査読付) 査読

    Tomoe Entani, Kazutomi Sugihara, Hideo Tanaka

    Fuzzy Economic Review   10 ( 2 )   3 - 11   2005年11月

     詳細を見る

    階層型意思決定法(AHP)において, 各代替案に対する人間の持つ不確かさを反映するために, 区間回帰モデルによる定式化が既に提案されている. 本論文では, 従来の線形モデルとは異なる2次関数モデルによる定式化が試みられていて, 従来モデルとの性能比較が行われている. 線形計画モデルによる定式化の結果よりも, 不確かな評価をより的確に再現し, 解釈できる場合があることを示している.

  • Interval Priorities in AHP by Interval Regression Analysis(査読付) 査読

    Kazutomi Sugihara, Hiroaki Ishii, Hideo Tanaka

    European Journal of Operational Research   158   745 - 754   2004年11月

     詳細を見る

    本論文では, 階層型意思決定法(AHP)において, 各代替案に対して, 人間の不確かさを反映した区間評価を行うため, 区間回帰モデルを用いた重要度算出手法を提案している. 与えられた不確かな評価を区間比のモデルで近似し, 上側と下側から包含することにより, 2つの線形計画問題を定式化している. 上側のモデルは, 一貫性のない評価であっても区間重要度は得られるが, 下側のモデルは, 一貫性のない評価の場合, 区間重要度が得られないといった性質がある. 線形計画モデルによる定式化を行っているため, 提案手法の有用性はとても高い.

  • Non-Additive Measures by Interval Probability functions(査読付) 査読

    Hideo Tanaka, Kazutomi Sugihara, Yutaka Maeda

    An International Journal of Information Sciences   164   209 - 227   2004年8月

     詳細を見る

    本論文では, 情報の不確かさを表現するために, 区間確率関数を定義し, その性質を考察している. 区間確率では, 上界確率関数と下界確率関数を定義し, 情報の不確かさをこれらの関数で近似する. これにより, 同時確率や条件付確率を新たに定義し, ベイズ意思決定問題への適用可能性を示している.

  • 感性評価のための属性の序数性を考慮したラフ集合によるルール抽出(査読付) 査読

    奥原浩之, 松原行宏, 杉原一臣, 石井博昭

    電子情報通信学会論文誌   87 ( 7 )   1045 - 1053   2004年7月

     詳細を見る

    本論文では, 自動車のフロント部分の形状がユーザの心理に及ぼす影響について分析することを考える. 感性評価実験を日本人, アメリカ人, イギリス人に対して行い, 国別の感性の相違についても考察する. SD尺度法により評価され収集されたデータは質的データであるため, 従来のラフ集合における簡略化手法を質的データに適用できるように拡張したif-thenルール抽出法を適用した.

  • On Conjoint Analysis by Rough Approximations based on Dominance Relations(査読付) 査読

    Kazutomi Sugihara, Hiroaki Ishii, Hideo Tanaka

    International Journal of Intelligent Systems   19   671 - 679   2004年7月

     詳細を見る

    コンジョイント分析(解析)は, 与えられた諸要因の組み合わせに対する全体評価から, 各要因の部分効用を求めることにより, 未知の組み合わせの評価を推定できる. 本論文では, Dominance Relationという2値関係に基づくラフ近似の概念によって, 新たなコンジョイント分析(解析)手法を提案している. Dominance Relationは順序関係の1つであり, 与えられたデータを優越集合(被優越集合)で整理し, その集合から, 順序関係を持つIF-Thenルールを生成する. 本モデルにより、未知の要因の組合せに対する評価が可能である.

  • ラフ集合による新しいコンジョイント分析の提案(査読付) 査読

    杉原一臣, 石井博昭, 田中英夫

    日本知能情報ファジィ学会誌   15 ( 4 )   421 - 428   2003年8月

     詳細を見る

    コンジョイント分析(解析)では, 各諸要因の組み合わせに対する各要因の部分効用を求め, より効果的な組み合わせの推定が可能である. 本論文では,ラフ集合の概念を用いたコンジョイント分析の手法を提案する. この提案手法では, 区間回帰分析により, 諸要因における半順序関係を定義し, 半順序関係によるラフ近似集合を定める. この集合から, IF-Thenルールを生成する. このルールは, 順序関係を含んでいて, 一般的なIF-Thenルールよりも適用可能なデータの範囲が広くなるため, 検討可能な諸要因の組み合わせ範囲も広がり, より詳細な組み合わせの推定につながる.

  • Conjoint Analysis Based on Rough Approximations by Dominance Relations Using Interval Regression Analysis(査読付) 査読

    Kazutomi Sugihara, Hiroaki Ishii, Hideo Tanaka

    The IEEE 2002 World Congress on Computational Intelligence   763 - 766   2002年5月

     詳細を見る

    コンジョイント分析(解析)は, 予め用意された諸要因の組み合わせに対する全体評価から, 各要因の部分効用を求める手法である. また, 各要因の部分効用を求めることで, 最も効果の高い要因の組み合わせを推定することができる. 本論文では, ラフ集合(Rough Sets)を用いたコンジョイント分析を試みる. 提案手法は, 与えられたデータから相関ルールが抽出できるので, データ構造を把握するのに有用な手法であるといえる.

  • Interval Probability and Its Application to Decision Problems(査読付) 査読

    Hideo Tanaka, Kazutomi Sugihara

    The 10th IEEE International Conference on Fuzzy Systems   CD-ROM   952 - 955   2001年12月

     詳細を見る

    不確かさを表現するのに, 上界関数・下界関数と呼ばれる2つの確率関数を定義し, それらを区間確率関数と呼ぶ. 本論文では, 区間確率関数とその性質について述べている. また, 何らかの情報が与えられたときに, その情報から区間確率関数の条件を満たす区間確率を推定する方法を提案している.

  • Interval Evaluations in the Analytic Hierarchy Process by Possibility Analysis(査読付) 査読

    Kazutomi Sugihara, Hideo Tanaka

    An International Journal of Computational Intelligence   17 ( 3 )   567 - 579   2001年8月

     詳細を見る

    人間の主観的な判断から, 各代替案の重要度を算出する方法にAHP(階層化意思決定法)がある. 本論文では, 評価の不整合性を重要度に反映するAHPモデルの定式化が行われている. すなわち, その不整合性が区間として重要度に反映されるような区間モデルが定式化されている. その定式化には, 可能性回帰分析の定式化の概念が用いられていて, 評価データを可能性という立場から取り扱っている.

▼全件表示

書籍等出版物

  • 区間分析による評価と決定 (共著)

    田中英夫, 円谷友英, 杉原一臣, 井上勝雄( 担当: 共著 ,  範囲: pp.43-68(第4章), この著書では, 階層化意思決定法(AHP)と呼ばれる意思決定手法を取りあげ, 意思決定者のあいまいな判断から区間重要度を算出する「区間AHP」というモデルについて執筆した. )

    海文堂出版株式会社  2011年9月  ( ISBN:978-4-303-72395-8

     詳細を見る

    「あいまいな状況では, 通常のような実数値よりも, 区間値のような幅をもったあいまいな評価が適している」という視点から取り組まれた, 意思決定問題に関する研究について分かりやすく説明している.

MISC

  • 意思決定における区間評価手法

    円谷友英, 田中英夫, 杉原一臣

    日本知能情報ファジィ学会誌   17 ( 4 )   406 - 412   2005年8月

  • ラフ近似による双対的数理モデル

    田中英夫, 杉原一臣

    日本ファジィ学会誌   13 ( 6 )   592 - 599   2001年12月

講演・口頭発表等

  • 区間AHPによる区間評価

    杉原一臣, 田中英夫

    第15回ファジィシステムシンポジウム  日本ファジィ学会

     詳細を見る

    本発表では, 階層化意思決定法(AHP)において, 意思決定者の判断があいまいで区間値として与えられている場合に, その区間値を2つの観点から分析することを提案している. すなわち, 上界と下界モデルという2つの区間モデルAHPモデルが線形計画問題として定式化されている.

  • 区間データの可能性AHPモデル

    杉原一臣, 前田豊, 田中英夫

    京都大学数理解析研究所研究集会「不確定、不確実性の下での数理決定論」  京都大学数理解析研究所

     詳細を見る

    階層化意思決定法(AHP)では, 主観的な判断を用いるため, 一貫性のない判断が与えられることも多く.従来の手法では, 意思決定者に再評価を求められることもあった. この手法においては, そのような場合の対処法が検討されている.本発表では, 区間重要度が得られるようなAHPモデルを提案すると共に, 具体的な数値例を交えて, 一貫性のない判断についても, 区間重要度がその矛盾した評価を反映可能であることを示している.

  • Interval Evaluation by AHP with Rough Set Concept 国際会議

    Kazutomi Sugihara, Yutaka Maeda, Hideo Tanaka

    The 7th International Work shop, New Directions in Rough Sets, Data Mining, and Granular-Soft Computing  International Rough Set Society

     詳細を見る

    本発表では, 区間AHPとその定式化について述べている.区間AHPでは, 不確かで一貫性のないデータに対し, 区間重要度の比で2つの観点から近似し, 2つのモデルを定式化している. また, データが欠落している場合に, その欠落値を選好関係の推移律から推定する方法について提案している.AHPにおいて, データが欠落している場合に対応可能であれば, 一対比較の回数を少なくすることが可能であり, 意思決定者の負担を軽減できる.

  • On Interval AHP Models 国際会議

    Kazutomi Sugihara, Hideo Tanaka, Hiroaki Ishii

    The 4th Asian Fuzzy Systems Symposium 

     詳細を見る

    従来の区間AHPでは, 2つの観点から, 区間重要度が得られるような区間AHPモデルが線形計画問題として定式化されている. 本発表では, 区間AHPモデルを2次計画問題として, モデル化する方法について述べている.

  • On Interval AHP models by quadratic programming 国際会議

    Kazutomi Sugihara, Hideo Tanaka, Hiroaki Ishii

    The 17th European Conference on Operational Research  Association of European Operational Research Societies

     詳細を見る

    本発表では, 区間AHPモデルを2次計画問題として, 定式化する方法を示し, 線形計画問題で定式化されている従来の区間AHPモデルと比較しながら, 提案モデルの性質について述べている.

  • Interval Evaluations to Inconsistent Judgments in Analytic Hierarchy Process 国際会議

    Kazutomi Sugihara, Hideo Tanaka, Hiroaki Ishii

    The 3rd Czech-Japan Seminar on Data Analysis and Decision Making under Uncertainty 

     詳細を見る

    本発表では, 2次計画問題として定式化された区間AHPモデルを, 一貫性のない判断を含むデータに適用し, 従来の区間AHPモデルとの結果の比較を行っている.

  • Non-Additive Measures by Interval Probability Functions 国際会議

    Hideo Tanaka, Kazutomi Sugihara, Yutaka Maeda

    International Workshop on Rough Set Theory and Granular Computing  International Rough Set Society

     詳細を見る

    不確かさを表現するのに, 与えられた情報から1つの確率分布を常に決めるという仮定の下で, 確率理論は概ね定義されている. しかし, 現実問題では, この仮定を満足していない場合が存在する. このような場合, 不確かな情報から確率分布の集合を予測する方が適切である. 本発表では, 上界関数・下界関数と呼ばれる2つの確率関数を提案し, これらの関数によって区間確率を表現することについて説明している.

  • Fuzzy AHP with Incomplete Information 国際会議

  • 従属関係を用いた不完全情報システムからのルール抽出

    杉原一臣, 石井博昭, 田中英夫

    第11回インテリジェントシステムシンポジウム  日本ファジィ学会

     詳細を見る

    ラフ集合は, データベースのような情報システムで与えられているデータを分析するための情報近似概念である. 従来のラフ集合では、同値関係に基づいて分析がなされている. 本発表では, 同値関係では分析不可能であるような欠落値を含むデータベースを取り扱う. 従属関係という関係を定義し, その関係を用いて分析する方法について提案している.

  • 区間値を持つ情報システムからのルール抽出

    杉原一臣, 石井博昭, 田中英夫

    第18回ファジィシステムシンポジウム  日本ファジィ学会

     詳細を見る

    本発表では, 区間値を含むようなデータベースを取扱う. 従来のラフ集合では, ある1つの関係に基づいてデータ分析を行っているが, 提案手法では2つの関係を用いて, 分析を行う方法について検討している.

  • Rough Set Approach to Information Systems with Imprecise Decisions 国際会議

    Kazutomi Sugihara, Hiroaki Ishii, Hideo Tanaka

    The 5th Czech-Japan Seminar on Data Analysis and Decision Making under Uncertainty 

     詳細を見る

    意思決定問題では, 意思決定者の考えを反映させるために, 区間値のような不確かなデータを取扱う場合が存在する. 本発表では, 不確かなデータが含まれているようなデータベースを分析するために, ラフ集合による新たな分析手法を提案している.

  • ラフ集合とその評価問題への応用

    杉原一臣

    日本オペレーションズリサーチ学会「意思決定とOR」研究部会第1回研究集会  日本オペレーションズリサーチ学会「意思決定とOR」研究部会

     詳細を見る

    従来のラフ集合では, 同値関係に基づく同値クラスにより、データが近似集合として分類され, それらの集合からIF-Thenルールが導出される. 従来の研究では, 表に与えられているデータの解釈に重点が置かれていて, 与えられていない未知のデータに対する組合せの評価については, あまり議論されていない。本発表では, 未知データを評価するためのラフ集合による新たな分析手法を提案している。

  • 集団意思決定問題へのラフ集合の応用

    杉原一臣, 石井博昭, 田中英夫

    第19回ファジィシステムシンポジウム  日本知能情報ファジィ学会

     詳細を見る

    本発表では, 複数の意思決定者から情報が与えられるようなデータベースを想定し, その集団の意思決定情報からデータを分類・分析するための手法を提案している.

  • Rough Sets Technique for Group Decision Making Problems 国際会議

    Kazutomi Sugihara, Hiroaki Ishii, Hideo Tanaka

    The 9th Asia Pacific Management Conference 

     詳細を見る

    本発表では, Z.Pawlak によるラフ集合の概念を集団意思決定問題に応用している. 集団意見の合意を形成する数理モデルを提案し, その合意レベルに合わせた情報近似や分析方法を示している.

  • Rule Extraction Based on Rough Sets in Group Decision Making Problems 国際会議

  • Rough Set Approach to Information Systems with Interval Decision Value in Evaluation Problems 国際会議

    Kazutomi Sugihara, Hideo Tanaka

    International Symposium on Fuzzy and Rough Sets 2006  International Fuzzy Sets Association

     詳細を見る

    本発表では, 各データの評価値として区間評価値を与えた場合の情報近似について考察した. 特に, 区間データの区切りが有意でない場合, 有意でない区間データの区切りを近似集合に基づいて除去する方法について詳しく説明し, その有用性について具体的な例を基に検討している.

  • ラフ近似集合に基づくコンジョイント分析手法の提案

    杉原一臣, 石井博昭, 田中英夫

    広島国際大学心理科学部感性デザイン学科講演会  広島国際大学心理科学部感性デザイン学科

     詳細を見る

    本講演では, Z.Pawlak によるラフ集合の概念を集団意思決定問題に応用している. 集団意見の合意を形成する数理モデルを提案し, その合意レベルに合わせた情報近似や分析方法を示している.

  • ラフコンジョイント分析について

    杉原一臣

    日本オペレーションズ・リサーチ学会 2008年春季研究発表会  日本オペレーションリサーチ学会

     詳細を見る

    同値関係によるラフ集合では, 共通の値を持たないデータの場合, データが互いに孤立するため, 異なるデータ間の比較が困難である. こういった問題点から, 様々なラフ集合の拡張が研究されているが, その拡張の1つに, 多基準意思決定問題への応用を目的としたものがある. 本発表では, Grecoらの提案するラフ近似を用いたデータ分析を基に, 新たなコンジョイント分析(ラフコンジョイント分析)の構築を試みている.

  • 順序関係によるラフ近似の概念を用いたデータ分析

    杉原一臣

    日本オペレーションズリサーチ学会「ORと実践」研究部会第15回研究集会  日本オペレーションズリサーチ学会「ORと実践」研究部会

     詳細を見る

    不確実性を扱う情報近似の概念としてラフ集合(Rough Sets)がある. ラフ集合では, 対象を「上近似」と「下近似」の2つの近似集合で記述することで, 必然的・可能的ルールの抽出を考えることができる. 従来のラフ集合は同値関係のもとで定義されているが, 順序関係や類似関係など, 基になる関係を変更することにより, 様々なタイプのデータ分析に用いることができる. 本講演では, 順序関係のもとでのラフ集合およびデータ分析について紹介している.

  • 視界が制限された3Dエージェントの転倒判定

    屋敷仁人, 宮嶋健太, 杉原一臣, 大熊一正, 山西輝也, 魚崎勝司

    第19回インテリジェントシステムシンポジウム  日本知能情報ファジィ学会

     詳細を見る

    ロボカップジャパンオープン2009より, ロボカップ3Dシミュレーションで用いられているエージェントの仕様に視界制限が加えられた. この制限により, 従来の転倒判定プログラムが使用できなくなったため, 新たな判定プログラムについて提案が行われている.

  • Eco-Be!を用いた出前授業向けサッカーゲームシステム開発 ― SoccerSimulation2DリーグからMR リーグへのゴールキーパアルゴリズム活用の試み ―

    吉田廉浩, 関直樹, 河原林友美, 山西輝也, 内種岳詞, 大熊 一正, 杉原一臣, 畠中利治, 魚崎勝司

    第19回インテリジェントシステムシンポジウム  日本知能情報ファジィ学会

     詳細を見る

    情報教育に対する小・中・高校生の関心を喚起するために, Eco-Be!と呼ばれるマイクロロボットと操作用リモコンを用いたサッカーゲームシステムを開発し, 各種学校での出前授業を計画している. この発表では, ロボットに実装する人工知能の行動アルゴリズムに関する課題と工夫を紹介している.

  • Mixed Realistic Soccer Agentを活用したプログラミング実習授業に向けて

    関直樹, 山西輝也, 大熊一正, 杉原一臣, 魚崎勝司, 吉田康浩, 橋本明希, 河原林友美, 内種岳詞, 畠中利治

    情報処理学会創立50周年記念(第72回)全国大会  情報処理学会

     詳細を見る

    若い世代に将来のICT技術者を目指す契機を与えることを目的に, マイクロロボットを用いた情報教育教材の開発, ならびに小・中・高校でのプログラミング体験授業を行っている. 本発表では, 教材開発の概要と体験授業の内容について紹介している.

  • マイクロロボットEco-Be!を用いた教育用教材開発

    吉田廉浩, 橋本明希, 河原林友美, 関直樹, 山西輝也, 内種岳詞, 大熊一正, 杉原一臣, 畠中利治, 魚崎勝司

    情報処理学会創立50周年記念(第72回)全国大会  情報処理学会

     詳細を見る

    ICT技術者が不足している現状を改善するために, ロボカップサッカーMRリーグで使用されているマイクロロボットを利用した, 小中学生向け情報教育教材の開発を手掛けている. 本発表では, マイクロロボットがダンスやサッカーを行うシステムの開発について紹介している.

  • 3Dシミュレーションリーグにおけるサッカー戦術

    宮嶋健太, 屋敷仁人, 杉原一臣, 大熊一正, 山西輝也, 魚崎勝司

    第20回インテリジェントシステムシンポジウム  計測自動制御学会 システム・情報部門

     詳細を見る

    ロボカップジャパンオープン2010までのチーム「FUT-K」のエージェントは, ある状況下で必ず決まった行動をとるようにプログラムが実装されていたが, 単調な試合になることが度々見られた. 本発表では、同じ状況においても, 異なる行動をある確率で選択するプログラムを実装すると共に, 試合の状況を基に行動の選択確率を変化させる手法を提案している.

  • RoboCup3Dシミュレーションリーグの取組みと今後の課題 国際会議

    杉原一臣

    日本オペレーションズリサーチ学会中国・四国支部第5回定例シンポジウム  日本オペレーションズリサーチ学会中国・四国支部

     詳細を見る

    本講演では, 「RoboCup」プロジェクトの理念や大会の概要を説明すると共に, 本学学生チーム「FUT-K」が参加している「3Dシミュレーションリーグ」における戦略強化のための取り組み(オペレーションズリサーチの実践例)を紹介する. また, 今後の取り組むべき課題についても触れている.

  • RoboCupサッカー3Dシミュレーションリーグにおけるエージェントの確率的行動選択とその自律化について

    宮嶋健太, 屋敷仁人, 杉原一臣, 大熊一正, 山西輝也, 魚崎勝司

    第23回自律分散システムシンポジウム  計測自動制御学会システム・情報部門

     詳細を見る

    チーム「FUT-K」のエージェントに実装されている確率的行動選択の機能について, これまでは, 試合開始前に与えた選択確率を試合開始から終了まで利用していた. 本発表では, その機能の実効性をより高めるために、試合中にエージェントによる確率的行動選択の結果を選択確率に反映する方法を提案している. これによって, 相手エージェントの特徴に応じて最適な確率的選択を行うエージェントの開発を試みている.

  • RoboCup3D シミュレーションリーグにおけるエージェントへの確率的行動選択の実装とその改良

    宮嶋健太, 屋敷仁人, 杉原一臣, 大熊一正, 山西輝也, 魚崎勝司

    情報処理学会第73回全国大会  情報処理学会

     詳細を見る

    本発表では, チーム「FUT-K」のエージェントに実装されている確率的行動選択の機能について, その機能の実効性をより高めるために, 試合中にエージェントによる確率的行動選択の結果を選択確率に反映する方法を提案すると共に, 模擬試合の結果を通して, 確率的行動選択に関する課題を考察している.

  • RoboCupサッカー3Dシミュレーションリーグにおける試合状況の類似性を考慮した行動選択確率の更新

    杉原一臣, 芝田稔, 釜田友希, 大熊一正, 山西輝也, 魚崎勝司

    第27回ファジィシステムシンポジウム  日本知能情報ファジィ学会

     詳細を見る

    RoboCupサッカー3Dシミュレーションリーグに参加しているチーム「FUT-K」のエージェントには, 攻撃力の向上を図るべく, 試合状況に応じて異なる行動を確率的に選択するようにプログラムが実装されている. 本発表では, 試合状況の類似性に着目し, 複数の状況における選択確率を類似度に基づいて同時に更新する方法を提案している.

  • RoboCupサッカー3Dシミュレーションリーグにおける行動選択確率の更新とその検証

    杉原一臣, 芝田稔, 釜田友希, 大熊一正, 山西輝也, 魚崎勝司

    日本知能情報ファジィ学会第20回北信越支部シンポジウム  日本知能情報ファジィ学会北信越支部

     詳細を見る

    RoboCupサッカー3Dシミュレーションリーグに参加しているチーム「FUT-K」のエージェントには, 攻撃力の向上を図るべく, 試合状況に応じて異なる行動を確率的に選択するようにプログラムが実装されている. 本発表では, 第27回ファジィシステムシンポジウムで説明した, 試合状況の類似度を考慮した選択確率の更新方法について, その有効性を検証するために, 長時間にわたる実験を行い, その結果を報告している.

  • RoboCupサッカー3Dシミュレーションリーグにおける行動選択確率の更新と試合結果への影響

    杉原一臣, 芝田稔, 釜田友希, 大熊一正, 山西輝也, 魚崎勝司

    情報処理学会第74回全国大会  情報処理学会

     詳細を見る

    RoboCupサッカー3Dシミュレーションリーグに参加しているチーム「FUT-K」のエージェントには, 攻撃力の向上を図るべく, 試合状況に応じて異なる行動を確率的に選択するようにプログラムが実装されている. 本発表では, 実際の試合環境を用いて, 長時間のシミュレーション(試合)を行い, その結果を分析することで, 選択確率の更新と試合結果との関連性について考察している.

  • マイクロロボットとスクラッチによる組込みシステムの学習に向けて

    四折直紀, 宮内悠仁, 杉原一臣, 大熊一正, 山西輝也, 魚崎勝司

    第74回情報処理学会全国大会  情報処理学会

     詳細を見る

    MITによって, フリーソフトとして提供されているScratchと呼ばれるタイルブロック型プログラミング言語を利用して, Robocup で使用されていた小型ロボット(Micro Robot)を制御するための環境構築を行った. また, この環境は, 中学校などで組み込みシステムの
    教材として利用しやすいように, OSを含むシステム一式をUSBメモリーに保存し, USBメモリー起動によって, 比較的簡単にこのシステムを利用できるように工夫した. 本発表では, これらの取り組みを説明すると共に, 今後の課題について述べている.

  • スクラッチを用いたマイクロロボット制御環境の構築

    四折直紀, 大熊一正, 恐神正博, 杉原一臣, 山西輝也, 魚崎勝司

    第28回ファジィシステムシンポジウム  日本知能情報ファジィ学会

     詳細を見る

    マイクロロボットと呼ばれる小型ロボットをプログラミング教材として利用するために, サーバやシステムの開発に取り組み, 制御環境の整備については一定の成果を挙げることができた. 本発表では, マイクロロボットを制御するプログラム開発手段の改善のために, スクラッチと呼ばれるタイル型言語を用いて, マイクロロボットの制御コードを作る環境を構築したことについて紹介している.

  • 大学生活の過ごし方から見た学生タイプの分析-複数の高等教育機関による比較と検討-

    徳野淳子, 田中洋一, 杉原一臣, 篭谷隆弘, 山川修

    第40回教育システム情報学会全国大会  教育システム情報学会

     詳細を見る

    Fレックス参加校に所属する学生の1週間の過ごし方に焦点を当て, 2014年度に実施された学生意識調査アンケートの回答を基に, 学生をタイプ別に分類した.機関や学問分野等で比較した結果, 学生タイプの割合が大きく異なることを報告している.

  • 福井県大学間連携で行うTP作成ワークショップ 国際会議

    杉原一臣, 江本晃美, 田中洋一, 山川修

    日本教育工学会第31回全国大会  日本教育工学会

     詳細を見る

    福井県の高等教育機関が連携する事業(Fレックス)において行われている「相互研修型FD」の1つに, ティーティング・ポートフォリオ作成ワークショップ(TP作成WS)がある.本稿では, Fレックスの取り組みと共に,これまで開催されたTP作成WSを振り返りつつ, 今後の展望について述べている.

  • 福井県大学間連携事業(Fレックス)で進める学生意識調査の5年間の歩み

    徳野淳子, 田中洋一, 杉原一臣, 山川修

    第5回大学情報・機関調査研究集会  大学情報・機関調査研究集会

     詳細を見る

    福井県大学間連携事業(Fレックス)では, 学生理解を目的に, 学生の学びや成長に対する意識とその変化を捉えるため、参加機関の学生を対象に毎年1回学生意識調査を行っている. 本発表では, Fレックス学生意識調査の5年間の歩みとして、実施体制や調査項目の改善, これまで得られた分析結果の概要とその活用の現状を紹介し, 大学連携で学生意識調査を実施してきた成果と課題を述べる.

  • アカデミック・ポートフォリオ作成WSの手法を参考にした社会人向けのライフ・ポートフォリオ講座の設計と実施

    山川修, 杉原一臣, 江嵜和子

    日本教育工学会第32回全国大会 

  • Weighted Distance in Directed Networks for Measuring Social Influence

    Thanchanok Laopromsukon, Akihiro Fujihara, Daisuke Nogiwa, Kazutomi Sugihara

    日本知能情報ファジィ学会第25回北信越シンポジウム・第21回人間共生システム研究会  2016年11月  日本知能情報ファジィ学会北信越支部, 人間共生システム研究部会

  • メンタリングを利用した科研を書くためのWSの設計と実施 国際会議

    山川 修, 田中 洋一, 杉原 一臣

    教育システム情報学会2017年度第4回研究会  教育システム情報学会

     詳細を見る

    今回TPWSで使われているメンタリング手法を利用して, 科研の申請書を書くためのWS(KKWS)を実施した結果を報告するとともに, TPWSとの相違点および効果についても言及した.

  • プログラミング体験授業に参加した生徒の分類に基づく実機導入の効果

    杉原一臣, 恐神正博, 大熊一正

    日本教育工学会「プログラミング教育・LA/一般」研究会  2018年3月  日本教育工学会

     詳細を見る

    これまで我々が取り組んできた高校生対象のプログラミング授業において,プログラミングのみを体験する授業と,授業で作成したプログラムを用いてロボットを制御した授業のアンケート結果を比較することにより,教科「理科」を志向しない生徒に対して,実機を導入した授業の方がより興味関心を高めている傾向にあることが分かった.本発表では,クラスタリング等の統計的手法を用いて,授業前アンケートの回答結果から学生のタイプを分類して解釈するとともに,分類ごとに実機導入の効果を検証した結果を報告した.

  • プログラミング体験授業における実機ロボット導入効果のある受講生集団の特徴抽出の試み

    杉原一臣, 恐神正博, 大熊一正

    日本教育工学会2020年春季全国大会  日本教育工学会

     詳細を見る

    現行の学習指導要領から,中学校においてプログラミング学習が必修として導入された.このため,初学者向けのプログラミング学習環境の整備が求められている。我々は,これまで高校生対象のプログラミング体験授業として,授業で作成したプログラムを用いて実機ロボットを制御する授業を試行し,アンケートの結果から,高校生の情報通信技術に対する意識に変化が見られることを示した。今回は,ラフ集合理論を用いて,導入効果があったグループの特徴抽出を試みた。

  • 授業評価アンケートにおける設問項目の機能不全に関する一考察

    杉原一臣

    日本教育工学会2021年春季全国大会  一般社団法人日本教育工学会

     詳細を見る

    近年,教育機関においては,正課授業と課外授業の区別なく,授業に関するアンケートが実施されている。アンケートを通じて,授業の理解度や授業内容に対する関心の高さを測定しているが,我々はアンケート結果が回答者の考えを反映していない状態を「アンケートの機能不全」と呼んでいる。本発表では,アンケート上で機能していない設問項目の発見とその特徴を抽出する試みについて報告した。

  • 時系列クラスタリングによるマイクロマーケット推定の試み

    杉原 一臣

    日本知能情報ファジィ学会第32回北信越シンポジウム&第36回人間共生システム研究会  2023年12月  日本知能情報ファジィ学会北信越支部

     詳細を見る

    本発表では,地方都市における自販機等の無人店店舗販売を近年深刻化する人手不足解消の有効な方策と捉え,データに基づくオペレーションの効率化の第一歩として,マイクロマーケットの推定について概説した上で,時系列データからマイクロマーケットを推定する試みを紹介した.

  • 項目反応理論を用いたアンケート項目見直しの試み

    杉原 一臣

    日本教育工学会2024年春季全国大会  2024年3月  日本教育工学会

     詳細を見る

    ほとんどの教育機関において,授業評価アンケートが行われるようになったが,アンケートの内容や方法に不備があると,得られた結果が正確でないものになる可能性がある.著者は,このような状況を「アンケートの機能不全」と捉えており,統計的な手法を用いたアンケート再設計の方策として,項目反応理論を用いた項目の見直しを試みる.今回は,項目反応理論を用いた分析結果を報告した.

▼全件表示

受賞

  • 日本経営工学会優秀学生賞

    1998年3月   日本経営工学会  

    杉原 一臣

 

担当経験のある授業科目

  • オペレーションズリサーチ特論

    機関名:福井工業大学

  • ビジネスプランニング

    機関名:福井工業大学

  • オペレーションズリサーチⅠ

    機関名:福井工業大学

  • オペレーションズリサーチⅡ

    機関名:福井工業大学

  • 卒業研究

    機関名:福井工業大学

その他教育活動及び特記事項

  • 2015年12月   アカデミックポートフォリオ作成ワークショップにおける指導(メンター)

  • 2015年3月   ティーチングポートフォリオ作成ワークショップにおける指導(メンター)

  • 2013年12月 - 2014年1月   アカデミック・ポートフォリオ(AP)の作成(大阪府立大学工業高等専門学校)

  • 2013年3月 - 2013年8月   ティーチングポートフォリオ作成ワークショップにおける指導(メンター)

  • 2012年12月 - 2013年1月   ティーチング・ポートフォリオ(TP)の作成(大阪府立大学工業高等専門学校)